こんにちは!しずかなかずしです。
2019年4月4日に、科学の偉業がひっそりとなされているらしいです。
パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)という探査機が人類史上かつてないほど太陽に近づいていたなんて、知っていましたか??
しかも、昨年11月に引き続き、2度目の接近なのです。
パーカー・ソーラー・プローブ計画とは?
ボールペンの名前みたいな、パーカー・ソーラー・プローブはNASAの野心的なプロジェクトです。
ユージン・ニューマン・パーカーさんという博士の名前を冠したこの宇宙船は車ほどの大きさ。
これで、人類史上かつてない近さまで太陽にちかづき、観測データを地球に送って来ます。フライバイと呼ばれる他の星の重力を使った加速を何度かに分けて行うことにより、最終的には、590万kmまで近づくらしいのです。
Wikipediaに工程表がありました。実に26回も近くまで行ったり遠くに行ったり、を繰り替えてして近づくようです。
目的はコロナを調べることなど、近くまで行って観測しないとわからない事ばかり。太陽の表面温度よりもはるかに高い温度のコロナがどうして発生するのかなどを調べる模様。
これまでの太陽への旅の過程
昨年の2018年8月に地球を飛び出し、第1回目は11月にもっとも太陽近くまで行きました。
今回はその第二回目の最接近。どのくらい近いかというと、太陽との距離2千400万km!近い、近い!?
いや、正直これがどの位近いのか、よくわかりません。
でも、考えて見てください。地球が太陽の公転により、地軸の傾きの分だけちょっと太陽に近づいただけで、日本は殺人的な夏の気温になるのです。
宇宙船で飛んでいって近づけば近づくほど焼ける暑さになることは容易に想像できます。
そんな場所に、車ほどの宇宙船が断熱材でしっかりガードして計器を積んで飛んでいる。しかも、今回の最接近、計器の状態もバッチリA判定で順調なのです。
パーカー・プローブからの観測データはダウンロードに時間がかかるようですが、解析結果から何か新しい発見があるといいですね。
ワクワクします。
日本語の記事にならない??
ところで、今回の最接近。日本語のニュース記事がネットで見当たりません。
日本は、すっかり、JAXAのはやぶさ2のニュースに気を取られているのでしょうか。
それとも、26回も繰り返す予定の最接近のうちの第2回目の事象。大きく取り上げる価値なしと思われているのでしょうか?
確かに800m程の小さな小さな”りゅうぐう”という石の固まりに人口クレータを作って、中身を取り出して帰ってくる”はやぶさ2”のプロジェクトもすごいです。
一方で、人類を生かし続けるためのエネルギーを今現在も放出する、なくてはならない恒星、太陽。最も人類に近く、身近であるものの謎もまだ多い恒星です。そんな重要なプロジェクトのパーカー・ソーラー・プローブを取り上げなくていいんでしょうか???
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